2012年1月8日日曜日

Olive Kitteridge

さて。
またまた雨の今日。
夫は、別の部屋で"Community"というドラマを、ぐひぐひグヒグヒ笑いながら観ています。
何やら、と〜ってもおもしろいらしい。
Netflixで観られるので、ヒマな日に始めから観てみようと思っています。

LoLoちゃんは、、、というと、今朝はなぜかダディにべったり。
さっきから、夫の新・日本語が聞こえてきます。

それはね?、、、どうやら、また私が言っているのを聞いて覚えたようです、、、以前のあれ(←クリックで、その”あれ”にいけます)のように、、、、。



その夫の新しい日本語とは!?

LoLoのためにボールを投げる時に




そ〜〜〜〜〜れ〜〜ぃっっ!!!




と、やや乙女がかった感じで言っています。

おもしろいので、放っておこう。




さて。
やっとやっとやっと、読み終わりました、Olive Kitteridge




今回のこの本、はっきり言って挫折したかった感じ。
13のショートストーリーから成り立っています。
主人公のオリーブ・キタリッジは、デカくて、辛辣で、寛容でなさそうなんだけど、要点を無駄なくズバリと言ってしまえる(だからこそ、寛容さを感じなのいのかも)高校の数学教師。その彼女の住む町の住人と、彼女の話。時に彼女が主役だったり、脇役だったり、、。

そして、そのお話、、と言うのが、なにやら現実にさもありなん!な、皆が皆を知っている、と言う感じの田舎の小さな町のゴシップ、、、、的な物。

淡々と語られていくなか、読んでてなんとなく退屈に感じるのだけど、でも、ひとつひとつのストーリーの最後の方で、 ガツン!っとビックリするようなのばかり。ああ、そこにいくか??!って感じでしょうか?

で、始めの方で何となく、ああ、もう読みたくないなあ、、、と思い始めていたのだけど、この本について調べていると、あんれま〜!これ、2009年にピューリッツァープライズ を受賞している本だわさ、、。

もしかしたら、この賞を受賞した本、、って今までに読んだことあるのかな?と思ったので、挫折せずに読み続けました。
と、まあ、段々おもしろくはなってきたのですけどね。

現代の問題、拒食、不倫、自殺や家族の問題、親離れする子供、親に冷たい子供、親が思っていた自分の子供像と、成長し大人になり、親の影響でなく周りの影響で変わっていく我が子の姿と、それについていけず取り乱す親、、そして老いが、生々しく描かれているだけに、なんだか小説とは思えなくなってくることも、、、ああ、ありそう、、、こんなこと、本当にありそう、、と思える、人生はどんよりといつも曇り空、、のような、その土地に染み付いたさびしさを匂わせる本でした。


今は、お友達にクリスマスプレゼントでいただいた、前から読みたかった本、”Awesome”と、”白洲正子自伝”を再び、、と、ジョン・クラカワーのとある本3冊を、まるで毎週あるテレビドラマをみるように、あっちの話、こっちの話、、と読んでいます。

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